製品、パッケージ、技術を通じて循環型社会の実現に貢献します。
2023年末時点で、ヘンケルのパッケージの87%はリサイクルまたは再利用可能なデザインになっています*。コンシューマー向け製品のパッケージにおける再生プラスチックの使用比率は、世界全体で19%となっています。
イニシアチブとパートナーシップ
パッケージングのサステナビリティを推進するには、バリューチェーン全体における企業各社が一体となって取り組むことが不可欠です。そのため、ヘンケルはさまざまな企業とのパートナーシップや産業横断的なイニシアチブに携わっています。例えば次のようなものが挙げられます。
- ヘンケルは、ステークホルダーを集めてプラスチックの未来について再考し、循環型経済に弾みをつける取り組みをしている、エレン・マッカーサー財団主導のニュープラスチックエコノミー(New Plastics Economy)イニシアチブに参加しています。
- ヘンケルは、2020年にザ・コンシューマー・グッズ・フォーラム(CGF)から創設されたプラスチックごみに関する実行連合で、消費財業界におけるプラスチックパッケージの開発と処理に対するより循環的なアプローチを開発するというゴールデンデザインルールに基づき、他社との協力を進めています。
- さらにヘンケルは、プラスチック汚染に関する国連条約制定を求める「世界プラスチック条約のための企業連合」を積極的に支援しています。プラスチックの持続可能な利用、再生、リサイクルに関する世界的な合意形成を目指しており、170を超える他のグローバル企業と連携しながら、複数のステークホルダーとの交渉段階に入っています。
自然
森林、土壌、水を重点に生物多様性を保護、復元し、責任ある資源管理を行います。
- 森林を伐採せずに、持続可能な方法で原材料を調達します。生態学的に価値の高い原生林や二次森林の伐採を防ぐことを目標としています。
- パーム油関連では、2025年までに、パーム油需要の100%を、責任ある調達先として認定されているまたは外部認証を受けている油で賄うことを目指しています。2023年度は、主にヘンケルが使用するために調達したパーム油、パーム核油およびパーム誘導体のうち、96%がRSPOのマスバランスモデルに基づく認証を受けています。
- さらに、2025年までに製品1トン当たりの水消費量を35%削減する目標を設定しています。2023年末までに24%の削減を達成しました。