ヘンケルが展開する2つの事業部門「アドヒーシブ テクノロジーズ(接着技術)」「ヘンケル コンシューマーブランドは。
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2019/10/29 デュッセルドルフ、ドイツ
ヘンケルは、ハンス・ファン・バイレンCEO(最高経営責任者)が、一身上の都合により今期限りで退任することを発表しました。バイレンは、35年にわたりヘンケルに勤務し、経営委員を15年、CEOを4年務めました。バイレンの後任として、カーステン・クノーベルが2020年1月1日付でCEOに就任します。カーステン・クノーベルは、1995年にヘンケルに入社し、2012年から経営委員会に加わり、財務/購買部門/インテグレイティッドビジネスソリューションズ部門を担当してきました。カーステン・クノーベルの後任となるCFO(最高財務責任者)は現時点で未定です。
ハンス・ファン・バイレンは「ヘンケルに入社して約35年、来年CEOの任期満了を迎えるにあたり、新たな経営体制への円滑な移行に最適の時機であると判断しました。一身上の都合により、経営委員会の会長も今期で退任させていただきます。ヘンケル全社員および経営委員会メンバーのこれまでの献身と尽力に感謝の意を表し、また各委員会メンバーにおいては、これまでいただいた支援と助言に心より感謝申し上げます。会長後任者としてまたCEOとして、当社経営委員会委員のカーステン・クノーベルを選任できたことを嬉しく思っています。ヘンケルは、カーステン・クノーベル次期CEO指導の下さらなる成長を遂げていくと確信しています」と述べています。
ジモーネ・バジェル-トラー株式委員会および監査委員会会長は「ハンス・ファン・バイレンは長年にわたりヘンケルの発展に大きく貢献し、また積極的に人材育成に取り組み、数多くの幹部を育ててきました」と述べ、両委員会のメンバーおよびヘンケル全社員を代表してその尽力と功績に感謝の意を表しました。
ジモーネ・バジェル-トラーはさらに「ハンス・ファン・バイレンCEO指導の下、全ての事業部門が買収と提携によって強化拡充されました。サン・プロダクツ社の買収によって、当社の最大市場、米国においてランドリー&ホームケア事業部門の市場シェアは大幅に拡大しました。また、アドヒーシブテクノロジーズ(接着技術)事業部門とビューティーケア事業部門においても買収を実施しています。強い決意の下、ヘンケルの全ての分野で最重要課題としてデジタル化を推進しました。ハンス・ファン・バイレンの35年にわたる当社への貢献とCEOとしての任期中の功績に対し、心より感謝申し上げます」と述べています。
ハンス・ファン・バイレン(58)は、1984年にヘンケルに入社し自身のキャリアをスタートさせました。2005年にヘンケル経営委員会に加わりビューティーケア事業部門を担当、その後2016年初めに委員会会長に選任されました。2018年9月より、ドイツ化学工業会(VCI)会長およびドイツ産業連盟(BDI)副会長も務めています。さらに、ザ・コンシューマー・グッズ・フォーラム(CGF)理事会のメンバーでもあります。
ジモーネ・バジェル-トラー会長は「社内より、カーステン・クノーベルという素晴らしい後任を選任できました。カーステン・クノーベルはヘンケルを熟知しており、また、経営および指導面において長年にわたる国際的な経験も有しています。ヘンケル社員および経営委員会メンバーから尊敬を集め、資本市場でも高い評価を得ています。カーステン・クノーベルが、経営委員会とともに、これからも当社のさらなる発展を積極的に推し進めていってくれると確信しています。ヘンケルのすべての委員会および全社員を代表し、カーステン・クノーベルのさらなる活躍と成功を祈念いたします」と述べました。
カーステン・クノーベルは1969年ドイツ・マールブルグ市で生まれました。ベルリン工科大学で経営学と工業化学を学んだ後、1995年にヘンケルに研究開発担当の経営委員のアシスタントとして入社し、自身のキャリアをスタートさせました。その後、ビューティーケア事業部門へ異動し、管理、M&Aおよび事業運営などの分野で様々なポジションを務めるなかで担う統括責任も大きくなっていきました。企業戦略および管理統括責任者、ビューティーケア事業部門財務統括者の職を務めた後、2012年に最高財務責任者(CFO)に任命されました。また、ルフトハンザ監査委員会のメンバーであり、ブンデスリーガのサッカークラブ、フォルトナ・デュッセルドルフの監査委員会副会長も務めています。配偶者と二人の子供がいます。
カーステン・クノーベルは「次期CEOの選任に関しまして、私に対し信頼を寄せていただいたことに感謝申し上げます。経営委員会の委員および当社グローバルチームとともに、ヘンケルの未来を築いていけることを楽しみにしています。当社は、優秀な社員、有力なブランドとテクノロジーを有し、さらにエキサイティングなイノベーションを開発する力を備えています。それらを基盤とし、これからも重要な機会を捉え、絶えず変化する市場環境の中でも事業を通じ持続可能で収益性の高い成長を目指していきます」と述べました。
※本プレスリリースは、2019年10月24日にドイツ・ヘンケル本社が発表したプレスリリースの日本語訳版です。