ヘンケルが展開する2つの事業部門「アドヒーシブ テクノロジーズ(接着技術)」「ヘンケル コンシューマーブランドは。
ジャパンビューティー イノベーションハブ
シュワルツコフと資生堂プロフェッショナルが長年培ってきたヘアカラーのイノベーションとトレンド、プレミアムヘアとスカルプケア、育毛ケア、スタイリング、パーマソリューションなどの専門知識を活かし、アジアにおけるヘアプロフェッショナル事業の拠点となることを目指します。
2022/02/09 デュッセルドルフ、ドイツ
ヘンケルは、資生堂のアジア太平洋地域におけるプロフェッショナルヘアビジネスを取得する契約を締結しました。この買収には、事業ブランドである『SHISEIDO PROFESSIONAL』の使用許諾に加え、その傘下の製品ブランドである『サブリミック(SUBLIMIC)』や『プリミエンス(PRIMIENCE)』といった主要ブランドの取得を含みます。資生堂プロフェッショナルは、プロの美容師向けにヘアケア剤、ヘアカラー剤、スタイリング剤商品、パーマ/ストレートパーマ剤などのプレミアム製品を提供するサロン専売ブランドです。ヘンケルとの強力なパートナーシップによる事業成長を支援するため、資生堂は、今回ヘンケルの子会社となる日本法人の株式の20%を保持します。
買収するビジネスの2020年度の売上高は約1億ユーロ、強力な研究開発力を含む社員数は500人以上と報告されています。同ビジネスは、美容のイノベーションとトレンドの強力なハブとして知られるアジア太平洋地域のほとんどの国で展開しています。売上高シェアでは、日本、中国、韓国が最も重要な市場となっています。
ヘンケル最高経営責任者のカーステン・クノーベルは、「当社の戦略的成長アジェンダの一環として、魅力的な買収は当社のポートフォリオを積極的に形成する上で重要な役割を担っています。今回の買収は、ヘンケルのプロフェッショナルヘアビジネスにとって、ステップアップとなるものです。アジア太平洋地域におけるプロフェッショナルビジネスの拡大により、当社は、今後の成長が期待される非常にダイナミックな地域におけるリーディングプレイヤーの一員となります。また、この動きは、ここ数年すでに非常に力強い発展を遂げているプロフェッショナルヘアビジネスをさらに強化し、将来のコンシューマーブランド ビジネスユニットに不可欠な要素となるでしょう」と述べています。
また、ヘンケル ビューティーケア部門担当取締役副社長のウルフギャング・ケーニッヒは、「私たちは、成功を収めている強力なプレミアムブランドを当社のプロフェッショナルポートフォリオに加える機会を得たことに興奮しています。このビジネスは、当社の既存のポートフォリオに戦略的に完全に適合し、補完性の高いブランドとヘアカテゴリーを加えるとともに、魅力的なアジア太平洋市場における当社のポジションを大幅に拡大するものです。今回の買収により、当社は、この非常にエキサイティングな地域において、プロフェッショナル事業の革新と成長のための基盤を構築し、資生堂との契約を通じてさらなる事業の成長と発展を目指します。世界第2位と第3位のプロフェッショナルヘア市場で、トレンドとイノベーションの重要な中心である日本と中国における当社の市場ポジションを大きく向上させることができます」と述べています。
今回の取引は、近年のヘンケルのプロフェッショナルヘアビジネスの強化に向けた新たな一歩となります。2014年、ヘンケルは米国のSexy Hair、Alterna、Kenraの3社を買収しました。2017年には、ヘンケルはNattura Laboratoriosと資生堂の北米プロフェッショナルヘアビジネスの買収を成功させました。
ヘンケルのプロフェッショナル ヘアケアビジネスは、さまざまな国際市場セグメントで主要な市場地位を占めています。このビジネスは世界の美容企業のトップ3に入り、シュワルツコフ プロフェッショナル、インドラ、ボナキュア、イゴラ ロイヤル、オーセンティック ビューティーコンセプトといった美容師専用のヘアケア、ヘアスタイリング、カラーリングブランドの幅広いポートフォリオを提供しています。シュワルツコフ プロフェッショナルは10億ユーロの売上高を誇り、2023年初頭までにランドリー&ホームケアとビューティーケア ビジネスユニットの統合により設立される新しいマルチカテゴリーのプラットフォーム、ヘンケルコンシューマーブランド ビジネスユニットの一部となる予定です。
この度の買収は、規制当局の承認を含む慣習的な完了条件を満たす必要があります。両社は、本取引の財務的な詳細を開示しないことに合意しています。
将来予測に関する記述
本情報には、Henkel AG & Co. KGaA.の経営陣による現在の予測および仮定に基づく将来の見通しが含まれています。将来予測に関する記述とは、英文中expect, intend, plan, anticipate, believe, estimateなどの語句や同様の表現の使用を指しています。この情報に含まれる将来予測は、弊社経営陣による現時点での予測と予想に基づくものです。これらの記述は、その予測が結果的に正しくなることを保証するものではありません。Henkel AG & Co. KGaA.とその関連会社が実際に達成する将来の業績と結果は、多くのリスクと不確実性に左右されるため、将来予測に関する記述とは大きく異なる可能性があります。こうした要因の多くは、経済状況や競合の活動、その他市場要因など、弊社のコントロールを超えるものや事前に正確
予測することができないものです。ヘンケルは、これら将来予測をアップデートする意向はなく、またそれに関するいかなる義務を負うものでもありませんので、ご了承ください。
本資料には、適用される財務報告枠組みの中で明確に定義されておらず、代替的業績指標(非GAAP指標)であるかまたはその可能性のある補足的な財務指標が含まれています。これらの補足的な財務指標は、単独で解釈すべきではなく、また連結決算報告書に適用される財務報告枠組みに従って表示されたヘンケルの純資産、財務状況または経営成績の代替的な指標と見なすべきではありません。類似の名称の代替的業績指標を報告または記載している他の企業は、かかる指標を、ヘンケルとは異なる方法で計算している可能性があります。
本資料は情報提供のみを目的としており、投資助言を提供するものではなく、有価証券の売却の申し出または購入の勧誘を構成するものではありません。