ヘンケルが展開する2つの事業部門「アドヒーシブ テクノロジーズ(接着技術)」「ヘンケル コンシューマーブランドは。
ジャパンビューティー イノベーションハブ
シュワルツコフと資生堂プロフェッショナルが長年培ってきたヘアカラーのイノベーションとトレンド、プレミアムヘアとスカルプケア、育毛ケア、スタイリング、パーマソリューションなどの専門知識を活かし、アジアにおけるヘアプロフェッショナル事業の拠点となることを目指します。
誰もが清潔かつ自然で美しい髪に憧れます。人間は理想の髪を手に入れるために、あらゆることを試してきました。古代文明では、ハーブや天然油が使われていました。17世紀から18世紀には、代用品として、手間のかからないかつらが人気を集めました。その後19世紀には、動物の脂肪を原料とする塊状の石鹸が、洗い流すのが困難で髪にダメージを与えたにもかかわらず広く使われました。
約100年前、初のシャンプー製品がヘアケアに革命をもたらしました。それ以来、最新のファッションやトレンドに対応した技術革新が続いています。
現在、シャンプーや各種ヘアトリートメント製品は、サステナビリティへの世界的な取り組みをサポートしています。消費者はこれらの商品を利用することで、環境フットプリントを削減し、世界中の人々の生活を改善するに貢献することができます。これこそ、現代の多くの消費者が夢に描いていることです。そして最新のヘアケア製品は、この夢を実現しています。
「当社のヘアケア製品は、優れたパフォーマンスとサステナビリティへの力強い決意を兼ね備えています。人々の生活を向上させ、地球に貢献する製品です」
ヘンケル ビューティーケア事業部門 ボディ/スキン/オーラルケア ネイチャーブランドおよびサステナビリティ担当副社長 フィルダン オンペーカー ツェルツィ
いつの時代も清潔かつ自然で美しい髪は憧れの的でした。人は何千年もの間、高価なオイルや粗悪な石鹸を試しては、髪を傷めてきました。1903年、ハンス・シュワルツコフは画期的な代替品として、世界初の水溶性シャンプーを発表しました。この歴史的瞬間を機に、ヘアケア製品は、商品の製造方法、効用、さらに環境や社会への影響に関して、時代とともに変化する期待を反映するため、進化を続けてきました。
1949年、チューブ入りクリームシャンプーが粉末製品に代わり、シャンプーのマスマーケット確立への道が開きました。60年代のフラワーパワー革命の間に、Schauma(シャウマ)の「7 Herbs Shampoo」(7ハーブシャンプー)などの商品が天然素材への移行のきっかけを作り、消費者は地球とのより深いつながりを感じることとなりました。
この自然派ヘアケアのトレンドは続きました。消費者は、原材料が人々や環境に与える影響についてもっと知りたいと考えるようになりました。2011年までに、優れた効能はそのままに、当社のシャンプーと石鹸の原材料の80%を生分解性にしました。2019年までには、Nature Box(ネイチャーボックス)やN.A.E.ブランドなど、天然由来の原料を最大99%使用した商品が広く販売されました。
この30年間は、洗髪用に水を温める際に発生するCO2の排出量に焦点が当たることも多くなりました。ドライシャンプーと洗い流し不要のコンディショナーを使えば、CO2の排出量を削減しながら、これまで同様の美しい仕上がりを保つことができます。さらに、Nature Boxの固形シャンプーバーはより軽量でコンパクトなため、輸送中の排出ガスを減らすことができます。
現在は、多くの消費者が自身の倫理的、環境的な信念を反映した製品を求める時代です。例えば、シュワルツコフは「ミリオンチャンス」イニシアチブを通じ、女性や少女たちに対しよりよい将来の構築に向けたエンパワーメントを後押ししています。ヘンケルも、社会的企業であるプラスチックバンクと協力して、プラスチック廃棄物の環境汚染を食い止め、リサイクルを行いながら、人々を貧困から解放するための取り組みを行っています。このように現代的なブランドは、消費者が地球への配慮、人への配慮、髪の毛への配慮を互いに結びつける手助けをしています。
ヘアケアの歩みとシャンプーのサステナブルへの道のり
シュワルツコフ:ヘアケアの先駆者
初の水溶性粉末シャンプーである「ブラックシルエットのシャンプー」が発売。それまで使用されていた高価なオイルや粗悪な石鹸に代わり、安価で使いやすい製品が登場しました。
世界初のアルカリ不使用シャンプー
今日のアルカリ不使用のシャンプーの原型となる、世界初のアルカリ不使用シャンプー「Onalkali」 (オナルカリ)が登場しました。
初のクリームシャンプー
粉末シャンプーが、初のチューブ入りクリームシャンプーに変わりました。これはドイツにおけるシャンプーのマスマーケットを確立する革新的な製品イノベーションでした。
7 Herbs Shampoo
Schauma(シャウマ)が、「7 Herbs Shampoo」(7ハーブシャンプー)などの天然素材シャンプーを開発しました。
植物由来のヘアカラー
天然素材へと移行するトレンドに合わせ、シュワルツコフ プロフェッショナル事業部門が植物ベースのヘアカラーであるIgora Botanic(イゴラボタニック)を発売しました。
Poly Natural Colors
80%の天然ケア成分と20%の高品質な美容成分をベースとした革新的な「Poly Natural Colors」(ポリナチュラルカラー)を発売しました。
水の消費量に対する消費者の意識が向上
ビューティーケア事業部門が、「Be smarter.」イニシアチブを開始しました。製品パッケージの表記に加え、ウェブサイトでの情報公開や販売時の追加手段など、消費者がどのように資源保護に貢献できるのかを説明しました。
ボディ&ヘアケアブランド「Nature Box」立ち上げ
Nature Box(ネイチャーボックス)の原料には、果物の種や石、木の実から精製されたコールドプレスオイルが含まれます。Nature Box製品で使用されるオイルは完全植物由来で、シリコン、人工着色料、硫酸塩、パラベンは含まれていません。
オーガニック認証を受けた新しい化粧品ブランド「N.A.E.」
2019年に販売を開始した、認証取得済の天然化粧品ブランドであるN.A.E.は、イタリアの薬草学を起源としています。スキンケアおよびボディケア製品の原料の97%以上が天然由来です。また、処方も完全植物由来です。
Nature Boxブランドから初の固形シャンプーバーを発売
高濃度処方を用いていることから、Nature Boxの固形シャンプーは液体シャンプー2本分の価格に相当し、重さと容量も抑えられています。そのため、輸送中のCO2排出量も削減されます。
プラスチックバンクとの連携
2020年以降、Nature Boxのパッケージのすべてが、98%のソーシャルプラスチック®(海岸や地方から収集されたプラスチック)で作られています。