ヘンケルが展開する2つの事業部門「アドヒーシブ テクノロジーズ(接着技術)」「ヘンケル コンシューマーブランドは。
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2019/05/08 デュッセルドルフ、ドイツ
ヘンケルは、社会的企業であるプラスチックバンクとのコラボレーションを次の段階に進めようとしています。一般消費者向け製品を扱うランドリー&ホームケア事業部門とビューティーケア事業部門は、100%再生プラスチック製の製品パッケージを採用します。そのうち最大50%がソーシャルプラスチック、すなわち、海や河川に流れ込む前に収集されたプラスチックとなります。これにより、プラスチックの循環バリューチェーンに対するヘンケルのコミットメントが強化されると同時に、貧困層の人々に機会を提供することができます。
ヘンケルは2017年からプラスチックバンクとパートナーシップを結んでいます。 その共通の目標は、海のプラスチック廃棄物を削減しながら、特に廃棄物管理のインフラがない国における貧困層の人々の生活を改善することです。ヘンケルの支援を受けて、プラスチックバンクは、世界で最も貧しい国の一つであるハイチに3つの新しいプラスチック収集センターを開設しました。地域住民は、集めたプラスチック廃棄物を収集センターに持ち込むことで、金銭や品物、サービスなどと交換することができます。こうして収集された「ソーシャルプラスチック」と呼ばれる資材は、プラスチックのバリューチェーンに再び組み込まれます。
パイロットプロジェクトの成功を受けて、現在、ヘンケルはさらなる前進と、さまざまな製品パッケージへのソーシャルプラスチックの採用に向けて取り組んでいます。
ヘンケルのサステナビリティ評議会の共同議長で、ランドリー&ホームケアR&D統括責任者のトーマス・ミュラー-キルシュバウムは、「2019年には、合計でおよそ200トンのソーシャルプラスチックがヘンケル製品用に加工されます。このプラスチックが海に流出することはありません。当社は、ソーシャルプラスチックを長期間にわたって製品パッケージに使用することにより、循環経済に寄与するという当社のコミットメントを強化すると同時に、ハイチの人々に長期的な展望をもたらすべく取り組んでいます」と述べています。
ヘンケルビューティーケア事業部門コーポレート・ディレクター・インターナショナルのサスキア・シュマウスは、「私たちは、まもなく発売されるFaおよびNature Boxの新製品にサステナビリティを着実かつ順調に組み込み、プラスチックバンクと力を合わせて、海洋プラスチックという地球規模の問題に取り組むことができると期待しています」と述べています。
プラスチックバンクのCEOであるデイヴィッド・カッツ氏は「プラスチックバンクは、よりよい世界作りに貢献するバリューチェーンを生み出しています。ヘンケルと私たちのパートナーシップは、協力関係を築くことによって何が達成できるかを表す良い例です。総合的なアプローチで廃棄物の問題に取り組み、また同時に世界の貧困層の人々をサポートすることで、真の付加価値をともに生み出すことができるのです」と述べました。
ソーシャルプラスチックを用いた製品パッケージの採用は、ヘンケルがどのようにしてサステナブルパッケージの目標を達成しようとしているかのもう一つの例に過ぎません。ヘンケルは、ヨーロッパで販売される消費者製品のパッケージに使用される再生プラスチックの割合を2025年までに35%まで増やすことを目指しており、100%再生プラスチック製のパッケージラインを拡大しています。さらに、2025年までに、ヘンケルのパッケージは100%リサイクル、再使用、生分解*が可能となります。
ヘンケルのパッケージ戦略および目標についての詳しい情報は、
henkel.com/sustainability/positions/packaging をご覧ください。
*残留物がリサイクル可能性に影響する場合がある接着剤製品を除く
※本プレスリリースは、2019年4月29日にドイツ・ヘンケル本社が発表したプレスリリースの日本語訳版です。本プレスリリースは英語が原本であり、その内容・解釈については英文プレスリリースが優先します。
VernelブランドとPro Natureシリーズ(2019年夏以降)、ならびにNature BoxとFa(2019年6月発売)の特別版製品ボトルは、ソーシャルプラスチックを含む再生プラスチック100%使用となります