ヘンケルが展開する2つの事業部門「アドヒーシブ テクノロジーズ(接着技術)」「ヘンケル コンシューマーブランドは。
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2024/11/11 デュッセルドルフ
デュッセルドルフ - ヘンケルは、「意義ある成長」アジェンダのサステナビリティビジョンに従い、ネットゼロへのロードマップを示し、バリューチェーン全体の排出削減目標を大幅に拡大しました。ネットゼロの達成に向けて、ヘンケルは以下の目標を定めました。
これらの新しい目標は、企業がパリ協定をふまえてネットゼロ目標を設定するための支援を行う企業の気候変動対策組織である「SBTi(Science Based Targets initiative:科学的根拠に基づく目標イニシアチブ)」による検証も受けました。
ヘンケル最高経営責任者のカーステン・クノーベルは、「私たち全員が責任を持って、パリ協定で定められた通り、地球温暖化を1.5℃に抑えるために協力しなければなりません。私たちはすでにそのしきい値にあまりにも近づきすぎています。したがって当社は、バリューチェーン全体における具体的な行動を示し、2045年までに温室効果ガス排出量のネットゼロを達成するために、気候変動に関するコミットメントを拡大しました」と述べています。
ヘンケルの新しいネットゼロ目標は、以前の気候目標に比べて、より広範なバリューチェーンをカバーしています。スコープ1とスコープ2の排出目標は、生産工程からの排出だけでなく、オフィスビル、倉庫、研究開発、保有車両を含むすべての事業活動を包含しています。
スコープ3の排出削減目標は、バリューチェーンの上流と下流の両方で生じるヘンケルの間接排出をカバーしています。この科学的根拠に基づく新たな目標は、原材料やパッケージからの排出に加えて、ロジスティクスや製品のライフサイクル終了時の処理などからの排出も含みます。さらにこの目標には、CO2のみならず、COP3で採択された京都議定書で定められた7つの温室効果ガスのすべてが含まれます。
「ネットゼロ」とは、人間が生み出すすべての温室効果ガスの排出を、それを大気中から除去することによって相殺することを意味します。これは、SBTiの「企業ネットゼロ基準」のもとでは、例えば革新的な炭素回収技術などを通じて残余排出量を中和する手法を採用する前に、直接的な削減措置によってバリューチェーン全体(スコープ1、2、3)の排出量総量を少なくとも90%削減した状態とされています。
ヘンケルの自社拠点での直接的な削減措置は、主に、エネルギー効率の改善と再生可能エネルギーの使用拡大によって残りのエネルギー需要をカバーすることに重点を置きます。ヘンケルの購入電力(再生可能エネルギー由来の電力)の割合は、すでに世界全体で89%に達しています。ヘンケルは先ごろ、ヨーロッパのコンシューマーブランド事業部のすべての生産工程をカーボンニュートラルエネルギーに転換するという重要なマイルストーンを達成しました。
サプライチェーン上流のCO2排出の評価を次の段階へと進めるために、ヘンケルは、世界中のサプライヤーを対象とした包括的なエンゲージメントプログラム「Climate Connect」を立ち上げました。このプログラムは、排出データの収集、削減に向けた共同行動、サプライヤーの継続的なアップスキリングを通じて、両事業部門のバリューチェーン全体の脱炭素を進めることを目的としています。
さらにヘンケルは、アドヒーシブ テクノロジーズ(接着技術)とコンシューマーブランドで使用される低排出・再生可能・リサイクル原材料の割合をさらに増やすための取り組みも進めています。
ヘンケルは、サステナブルパッケージ戦略のもと、包装材料の使用量を最小限に抑えるとともに、低排出・リサイクル・再生可能パッケージの割合を最大化することにより、排出削減に貢献しています。例えば、ヘンケルの一般用接着剤のカートリッジに使用される新型パッケージのコンセプトは、使用済み製品由来のリサイクルプラスチック(PCR材)を最大95%使用することにより、バージンプラスチックの使用量を大幅に削減します。このイニシアチブはヨーロッパ全域で展開されています。
スコープ3の排出量の大部分は製品アプリケーションの段階で発生するため、ヘンケルは的を絞ったコミュニケーションを通じて、消費者に対し、より責任感のある行動を促したいと考えています。これらの排出に直接影響を及ぼすことはできないため、ネットゼロ目標の設定から除外されてはいますが、例えばヘンケル コンシューマーブランドの「It starts with us」イニシアチブなどを通じた消費者教育に今後も力を入れていきます。このキャンペーンは、消費者の日常生活でのより資源効率の高い製品使用法を提案するものです。
当社の気候目標の詳細については、ヘンケルの「気候移行計画」をご覧ください。
※2024年11月4日にドイツ・ヘンケル本社が発表したリリースの日本語訳版です。本リリースは英語が原本であり、その内容・解釈については英文原本が優先します。
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本資料には、適用される財務報告枠組みの中で明確に定義されておらず、代替的業績指標(非GAAP指標)であるかまたはその可能性のある補足的な財務指標が含まれています。これらの補足的な財務指標は、単独で解釈すべきではなく、また連結決算報告書に適用される財務報告枠組みに従って表示されたヘンケルの純資産、財務状況または経営成績の代替的な指標と見なすべきではありません。類似の名称の代替的業績指標を報告または記載している他の企業は、かかる指標を、ヘンケルとは異なる方法で計算している可能性があります。
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